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2019年の平均世帯収入、年率で4・2%増 -2020/07/12
2019年の平均世帯収入、年率で4・2%増 -2020/07/12
2020.07.12
政治・社会
マレーシア統計局は7月10日、2019年の世帯収入に関する調査を発表した。
これによると、1カ月当たり平均世帯収入は7901リンギ。前回行われた2016年の調査時と比べ、年率4・2%増を記録した。
また、2019年の世帯収入の中央値は5873リンギで、こちらも同年で比べると毎年3・9%増えている。
都市と地方で比べると、都市の中央値は6561リンギ。地方では3828リンギ。都市と地方の所得格差の実態も改めて浮き彫りになった。
世帯収入の中央値を州別でみると、クアラルンプールが最も多く1万549リンギ。次にプトラジャヤの9983リンギ、セランゴール州が8210リンギ、ラブアンが6726リンギ、ジョホール州が6427リンギ、ペナン州が6169リンギと続く。なかでもプトラジャヤは年間上昇率は6・3%と最も高かった。
一方、最も低かったのはクランタン州の3563リンギ。次にサバ州の4235リンギ、ペラ州の4273リンギとなった。この結果、マレー半島西海岸側での世帯収入が多いことも改めてわかった。
また、今回の統計調査では貧困層の世帯収入額が改定された。これまでは月980リンギ以下の世帯収入が「貧困層」と位置づけられていたが、今回からその貧困ラインは2208リンギに引き上げられた。統計局のモハマド・ウジール局長は「健康的な食生活なども含めた調査方法に変えたため」と説明。保健省などとも相談のうえ、決めたとしている。
2019年の「貧困ライン」以下の世帯数は40万5441世帯で、総人口の5・6%を占める。また、極貧層は2万7158世帯で同0・4%となった。
2019年の低所得者層(B40=3000~3166リンギ)が291万世帯、中所得者層(M40=6275~7093リンギ)が291万世帯、高所得者層(T20=1万3148~1万5301リンギ)が146万世帯となった。所得者層のカテゴリーこれまでこの3段階で分類してきたが、今後は所得額別にさらに10に細分化する方法も取り入れる。
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