マハティール氏　新党設立の可能性-2020/07/27

マハティール前首相は7月25日、新党を設立する可能性があると述べた。
前首相は与党のマレーシア統一プリブミ党を2016年にムヒディン首相と設立したが、同氏が今年3月に首相に就任してから、野党にまわったマハティール氏ら5人は党員資格の剥奪処分を受けた。
このため、処分撤回などを求める訴訟を起こし、現在、党員資格について高等裁判所で争っている。これに負けた場合は新たに政党を作ることを検討すると同氏は語ったが、「まだ何も決めてはない」とも述べた。
前首相ははまた「他の選択肢も検討する」として現在の既成政党に入党することも視野に入れる。ただ、既成政党に入党するとしても限られた選択しかないのが現状だ。 　 下院議会は年内にも解散する可能性がある。前首相は次の総選挙にも出馬する構えを見せており、8月7日に高裁の判断が出た後に早急に準備を進めるもようだ。