ホームマレーシアニュースナジブ元首相に有罪=起訴後、初の判決下る-2020/07/29
ナジブ元首相に有罪=起訴後、初の判決下る-2020/07/29

ナジブ元首相に有罪=起訴後、初の判決下る-2020/07/29

2020.07.29 政治・社会
クアラルンプール高等裁判所は7月28日、政府系ファンドの1マレーシア・デベロップメント・ブルハド(1MDB)に絡む資金不正流用事件に絡み、職権乱用などの罪で起訴されていたナジブ元首相に禁錮12年および罰金は2億1000万リンギの有罪判決を下した。起訴から2年経ち、ようやく最初の判決が下りた。
この資金不正流用事件に絡んで元首相に判決が出たのは初めてで、首相経験者が職権乱用罪などで起訴されて有罪となったのもこれが初めて。なお、ナジブ元首相は、判決が不服としており、控訴する見込み。
同首相をめぐっては、1MDBの資金総額20億リンギ超の不正流用やマネーロンダリング(資金洗浄)に関与したとして背任、職権乱用、資金洗浄など42もの罪に問われている。
この日は1MDBの子会社であるSRCインターナショナルの資金4200万リンギを不正に流用したケースほか、7件の罪について裁判を実施。すべてで有罪となり、それぞれ禁錮10~12年が下された。各ケースに対して同時に罪を償うことになるため、判決が下されたうちで最長の12年が禁錮刑として適用された。なお、罰金が指定の期日まで支払われない場合は禁固刑がさらに5年追加される。
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