ホームマレーシアニュースナジブ氏、政治生命の危機に-2020/07/29
ナジブ氏、政治生命の危機に-2020/07/29

ナジブ氏、政治生命の危機に-2020/07/29

2020.07.29 政治・社会
マレーシア連邦憲法では有罪判決を受けた人物は総選挙の立候補資格がないと規定している。
元首相は控訴する旨をすでに表明しているが、高等裁判所で有罪判決を受けてから控訴し、控訴中に解散総選挙となった場合は立候補できない。
現在の下院議員の任期は2023年まで。仮に年内または来年に解散総選挙となった場合、今回の裁判で有罪となったため、次期総選挙での立候補は極めて難しくなった。元首相は現在、下院議員を務めているが、こちらの地位は、解散がない限り、控訴裁での判決が下りるまではそのままとなる。
また、控訴裁で有罪を受けた場合、刑期後の5年間は立候補ができない。このため、いずれにしても立候補する資格がなくなり、今回の有罪で元首相の政治生命は絶望的に絶たれることになった。 
元首相に対しては今回の罰金刑に加え、先に内国歳入庁(LHDN)から所得税未納分の支払いを命じられている。滞納金は16億9000万リンギに達し、ナジブ元首相にとって資金面でも大きな問題を抱えることになった。
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