向こう2週間に感染者増加なら再びMCOも -2020/07/31
2020.07.31 コロナ保健省のノール・ヒシャム事務次官(衛生総監)は7月29日、向こう2週間以内に輸入症例ではない新型コロナウイルス感染者が増えた場合は活動制限令(MCO)または条件付き活動制限令(CMCO)を再導入せざるを得ないと述べた。
7月に入って新型コロナウイルスの感染者が増加傾向にあることについて「国民が標準運用手順(SOP)を守っていないからだ」と批判。当初のMCO期間中は感染者が多かったが、SOPを守っている人も多かったとして、抑え込みに一定の効果があったと指摘した。
同事務次官はさらに、今後2週間にさらに感染者が増えたり、クラスター感染が増えた場合、濃厚接触者の追跡も行っていくとも述べている。
28日にナジブ元首相の裁判があったクアラルンプール裁判所コンプレックスに、数百人の同氏の支持者が集まったことについて事務次官は不満を表明。SOPを守っていなかったため、参加した支持者から感染者が発生しないかどうか注視するという。