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「外国人雇用制限は大打撃」雇用主連盟が批判 -2020/07/31
「外国人雇用制限は大打撃」雇用主連盟が批判 -2020/07/31
2020.07.31
政治・社会
マレーシア雇用主連盟(MEF)は、政府が7月30日に外国人労働者の雇用を3つのセクターに限定すると発表したことについて、「製造業やサービス業にとってさらなる打撃になる」との認識を示した。
外国人労働者の雇用制限を巡っては、人的資源省のアワン副大臣は29日の国会審議で突然、3つのセクターのみに限ると発表した。これは、国内での新型コロナウイルスの感染拡大を受け、失業者が増えていることを踏まえ、これを埋めるための措置だとされる。一方で同副大臣は30日、「一夜で外国人の職をマレーシア人に切り替えることは不可能」との認識も示し、外国人労働者の雇用を段階的に減らすとの意向も示している。
MEFの統計によると、外国人非熟練労働者200万人のうち、全体の42%に当たる83万7800人が3つのセクター(建設業、農業、プランテーション)で従事するにとどまる。残りは製造業(70万人)、サービス業(30万9000人)、家事労働者(13万人)だという。
MEFのシャムスディン事務局長は「外国人労働者の制限を講じた場合、製造業とサービス業では大幅な人員不足に陥り、立ち行かなるだろう」と指摘した上で、「発表前に何の相談もなかった」として不快感も示した。
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