MM2Hプログラム「一時的に凍結」＝観光芸術文化省が発表-2020/08/05

マレーシア政府が長期滞在を希望する外国人に発給している「マレーシア・マイ・セカンド・ホーム（MM2H）」について、観光芸術文化省（MOTAC）はプログラムの包括的な検討と再評価のため、一時的に凍結すると明らかにした。ボルネオポストなど地元各紙が８月４日報じた。
MOTACによると、こうした動きは新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府が実施している「外国人の入国禁止措置」とも方向性が一致していると説明している。
今回の見直しについてMOTACは、「MM2Hのプログラムの内容やインセンティブについて、他の国に存在する投資による市民権付与（CBI）や投資による居住権付与（RBI）などの施策と比較、検討を行うことになる」と述べている。
MOTACによる対応をめぐっては、同省が設けていたMM2Hセンターの業務を７月１日付で終了。同月中旬からマレーシア入国管理局駐在者サービス課（ESD）内に設けられたMM2Hユニットに移管し、業務が進められることとなっていた。