マハティール前首相　今月にも新党結成-2020/08/08

マハティール前首相（95）は８月７日、今月中にも新党を結成すると述べた。８月29日（立候補届け日は15日）に行われる予定のペラ州議会補選に新党での候補を立てると明言した。
前首相は与党のマレーシア統一プリブミ党を2016年にムヒディン首相と設立したが、同氏が今年３月に首相に就任してから、野党に回った前首相ら５人は党員資格の剥奪処分を受けた。前首相らは処分撤回を求める訴訟を起こしたが、クアラルンプール高等裁判所は７日に党員資格の剥奪は妥当と判断した。
前首相は「汚職がはびこる政党がマレー系の人々の保護を訴えている」として批判。マレー系保護の政党が乱立することは望まないが、「マレー系をベースにした政党にして、公正明大にすることが私たちの方針だ」と設立理由を述べた。
また、前首相は「他の政党とも連携は取らない」とも明言し、希望同盟（ＰＨ）の一部政党とも協力するのは難しいとの認識も示した。