ホームマレーシアニュース宗教学校の放火犯に無期=23人の殺人罪で-2020/08/18
宗教学校の放火犯に無期=23人の殺人罪で-2020/08/18

宗教学校の放火犯に無期=23人の殺人罪で-2020/08/18

2020.08.18 政治・社会
2017年9月に発生した宗教学校の放火事件で23人の教員と生徒が死亡した事件で、クアラルンプール高等裁判所は8月17日、当時16歳の未成年の被告に対し、マレーシア国王の恩赦があるまでの無期の禁固刑の判決を下した。
事件当時は未成年であったことから子ども法が適用され、死刑判決は免れたものの、裁判長は「さまざまな証言から殺意があったことは明らか」として実刑とした。被告は無罪を確信していたのか判決を聞いた瞬間に泣き崩れたという。
この事件はペトロナスツインタワーに近いクラマット地区の宗教学校で2017年9月14日早朝に発生。「生徒らにバカにされた」との理由で、この被告ら7人が麻薬を使用した後に校内にあったガスボンベを開いて火を放ち、23人が死亡した。死亡したのは教員2人と6~16歳の21人で、ほとんどが窒息死だった。7人は直後に逮捕されたが、うち起訴された別の被告1人はすでに無罪となって釈放されている。
この凄惨な事件は当時、社会に大きな影響を与え、無許可で運営している宗教学校の取り締まりの強化にも至った。
Tweet Share
統一党 マレー人主体の国民連盟に参加へ-2020/08/17
アンワル氏、政権の正当性に疑問=歳出法案僅差の可決で-2020/08/19

Mtown公式SNSをフォロー

関連メディア