
クダ州クラスターの張本人に損害賠償請求で提訴 -2020/08/20
クダ州ジトラ地区ナポーで発生した新型コロナウィルスの「シバガンガ・クラスター感染」に絡み、その張本人となった同地区でインド料理店を経営していたネザール・モハメド被告(57)に対し、住民ら200人が損害賠償を求める訴訟をアロースター高等裁判所に8月19日に起こした。
損害賠償請求額は150万リンギ。クダ州消費者協会が住民を代行して提訴した。
同被告はインドから帰国後、義務付けられていた自宅隔離を破り、銀行などを訪問した後に自身のレストランを再開させ、ウイルスを感染させた。周辺地区は封鎖措置が取られ、経済活動も依然ストップしている。同氏は逮捕・起訴され、先に禁固5カ月と罰金1万2000リンギの判決が下っていた。
また、同被告が感染しているウイルスは「D614G」という変異を起こしており、これまでのウイルスの10倍の感染力があることが確認されている。