隔離違反の産業・商品相、１０００リンギの罰金-2020/08/23

保健省はこのほど、帰国者に義務付けられている隔離をしなかったとしてモハマド・カイルディン・プランテーション産業・商品相に１０００リンギの罰金刑を科した。処罰の日付は８月７日付。
全マレーシア・イスラーム党（ＰＡＳ）所属の同相は７月３日に私的にトルコに渡航し、６日に帰国してきたが、14日間の自宅隔離をしていなかった。その１週間後には国会にも出ており、野党から批判を受けた。 　 保健省はＰＣＲ検査を３回実施したが、すべて陰性だったとも述べた。
同相は謝罪をしたものの、ソーシャル・メディア上でも批判が殺到している。これに対して今後５カ月は給与を新型コロナ感染対策向けに寄付すると述べたが、詳細については述べていない。 　 閣僚が標準運用手順（ＳＯＰ）を順守せずに罰金刑を受けたのはこれで２例目。１例目はノール・アズミ保健副大臣が４月、活動制限令（ＭＣＯ）下で禁じられていた集団でのランチをしていたために罰金刑となって、批判を浴びている。