首相、ＲＭＣＯの12月31日までの延長を発表-2020/08/28

ムヒディン首相は８月28日夕刻に行ったテレビ演説で、今月末に期限を迎える「回復のための活動制限令（ＲＭＣＯ）について、12月31日で延長すると発表した。
首相は「国内で輸入症例が多く、また他国でも新型コロナウイルスの感染が収まっていないため」と説明した上で、パブやナイトクラブを除く全ての経済セクターの再開を許可するとした。
現在の標準運用手順（ＳＯＰ）を順守するよう改めて求めた。
また、マスクの上限価格を近く下げるとも述べた他、現行の罰金額１０００リンギを２～３倍に引き上げる方針も表明した。 ３月18日に導入された「活動制限令（ＭＣＯ）」は、５月４日に「条件付き活動制限令（ＣＭＣＯ）」となり、一部の経済セクターの再開が認められた。その後、ＲＭＣＯを６月10日から独立記念日となる８月31日までと設定、ほとんどの経済活動の再開を認めることとした。
保健省は先に首相に対してＲＭＣＯの延長を提言。８月初旬にクダ州で発生したクラスター感染ではこれまでより感染力が強い変異したウイルスが発見されたほか、世界保険機構（ＷＨＯ）は収束予測を２年後としていることなどを理由としている。