隔離違反の産業相、「辞任はしない」-2020/08/30

海外から帰国して自宅隔離に従わなかったカイルディン・アマン・プランテーション産業・商品相は８月28日、辞任はしないと述べた。ただ、市民など各方面から批判が相次ぎ、辞任を求める声が上がっている。
同相は「自分の職務では何ら間違ったことはしていない。標準運用手順（ＳＯＰ）で落ち度があっただけだ」と釈明している。 これまでに、すでに罰金１０００リンギの処分を受けているが、ムヒディン首相は25日に同相に対してさらなる法的措置を求めている。これに伴い、マレーシア国家警察は27日夜、同相を２時間にわたって事情聴取し、供述書を取った。
今回の問題をめぐっては、７月上旬にトルコに赴いた同相が帰国後、自宅隔離をしていなかったことが判明、騒ぎが広がっている。これまで「私的旅行」と述べていたが、28日には「トレンガヌ州でのプランテーション事業とパーム油事業のための交渉だった」と説明。半ば公務だったとしている。