ホームマレーシアニュース断水原因の廃油垂れ流し、工場幹部4人を逮捕 -2020/09/06
断水原因の廃油垂れ流し、工場幹部4人を逮捕	-2020/09/06

断水原因の廃油垂れ流し、工場幹部4人を逮捕 -2020/09/06

2020.09.06 政治・社会
クアラルンプール首都圏で起きている大規模断水の原因となった汚染物質を川に流した工場の幹部が逮捕された。
セランゴール州警察は9月5日、同州ラワンのスンガイ・ゴン工業団地の工場幹部4人を逮捕したと明らかにした。逮捕された4人は、創業者の息子たちで50~60歳の兄弟。工場はもともと、この兄弟の父親(故人)が経営していた。
この工場では重機や機械のメンテナンスを行なっており、廃油を排水溝にそのまま垂れ流していた。この排水溝から強い臭気をともなってセランゴール川支流に流れ込んでいた。この工場は当局が封鎖措置を取った。
4日にこの工場を視察した州環境・緑化技術・科学・技術・消費者委員会のヒー・ロイシアン委員長は、今年3月にもこの工場から同様の事例が発生していたと説明。地元報道ではこの工場には罰金刑が下されたものの、その後も操業を続けていた。また、アミルディン州首相は5日、この工場が違法に操業していた可能性があると示唆している。
州首相によると、この土地は現経営陣の所有であるものの、州政府は工場建物建設の許可を出していないという。このため、州政府側は工場経営陣に対し、数カ月以内の建物撤去を求め、対応しない場合は当局により強制撤去するとの方針を示唆している。
Tweet Share
ラブアン橋建設計画、内閣に近く提案へ-2020/09/05
トレンガヌ州の映画館、男女別座席を導入-2020/09/06

Mtown公式SNSをフォロー

関連メディア