女性・家族相　近く自己破産か-2020/09/10

リナ・ハルン女性・家族・共同体開発相が多額の負債で自己破産に直面している。クアラルンプール高等裁判所で同相の負債に関する裁判が９月９日に行われる予定だったが、同相は「緊急の会議のため」として欠席し、次回の出廷は10月中と決まった。 　 地元報道によると、同相の利子を含む総負債額は２３０万リンギに達している。同相はかつて、複数の映像配給会社の取締役を務めていたが、これらの会社がフランスのコメディー番組などを購入。その際、フランスのテレビ制作会社との間で２０１４年に保証人契約を結んでいた。
ところが、これらの配給会社は２０１５年８月までに経営が行き詰まった。現在、同相は当時の取締役の責任として購入金額の全額支払いを求められ、今回の裁判に至った。
マレーシアでは議員が自己破産宣言をすると、議員資格が剥奪されるほか、次期総選挙の立候補もできなくなる。