クアラルンプールで9月10日午後4時半ごろから激しい雨が降り、市内の5カ所で鉄砲水が発生した。
クアラルンプール消防局によると、水位は最大で3メートルまで上昇。最も大きな被害を受けた地域のひとつは、同市中心部のマスジット・ジャメ付近で、一時は同モスクの裏側を流れるクラン川とゴンパック川の水位が大幅に上がり、川沿いの道路にまで水が溢れた。そのほか、レブアンパンでは鉄砲水に数台の車が巻き込まれる被害も出た。
なお、市内中心部の地下を通る「スマートトンネル」は、洪水時対応で雨水を流す本来の用途に使うため、車両の通行ができなくなっている。