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**週末の読み物**首都圏の断水は慢性化、年間1万件超-2020/09/12
**週末の読み物**首都圏の断水は慢性化、年間1万件超-2020/09/12
2020.09.12
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クアラルンプール首都圏の断水は近年、立て続けて発生、慢性化しており、政府や水道会社は抜本的な対策を求められている。
国家水道サービス委員会(SPAN)が発表している2018年のクアラルンプールとセランゴール州の断水件数は規模を問わず1万1074件。1日あたり30件の計算で、慢性的に解決できない状態が浮き彫りになっている。全国の断水件数を入れると相当数に上るだろう。
同委員会によると、2017年に起きた断水発生件数1万9061件よりは、2018年は8000件あまり件数を減らせたことになる。 しかし、2018年の断水件数のうち計画断水はわずか770件。残りは水道管の破裂や今回のような汚染物質の垂れ流しが原因での「突発的な断水」だった。
首都圏では2016年からは毎年1~2回は大規模断水が発生している。2019年は特にこれまでになく酷い事態が続いた。
2019年4月には浄水場の補修工事のため、4日間にわたって計画断水を実施。このときは414万世帯と過去最大の規模となり、市民生活に大きな支障が生じた。 さらにその3カ月後にも計画断水が再び行われ、約120万世帯に影響。4日間の断水予定で取り掛かったものの、最終日に汚染物質が川で発見され、さらに5日間の断水が続く事態となった。
2019年は12月にもスランゴール州スムニェで汚染物質が垂れ流され、再び断水に。クアラルンプール中心部には影響はなかったが、プタリンやフル・ランガット地区の30万世帯以上に影響が出た。 今年3月の活動制限令(MCO)の発令前日の17日にも汚染物質の混入がある、首都圏の一部で断水措置が取られた。
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