「下院議員120人を確保」と主張＝国王と謁見のアンワル氏＝2020/10/14

野党の人民正義党（ＰＫＲ）のアンワル・イブラヒム総裁は10月13日、アブドゥラ国王と王宮で謁見した。同総裁は下院で自身を首相に支持する議員数が１２０人以上に達していると主張し、速やかな政権交代を国王に求めたとみられる。 　 同総裁は謁見後に記者会見を開き、自身支持の議員数などを記した書類を国王に提出したと述べた。国王は書類を精査した上で、各政党代表と近く会談する予定だという。 　 同総裁はまた、「ムヒディン政権は議会での過半数を失っており、辞任することが適切だ」と述べた。同総裁の支持議員のなかには与党議員が多数含まれている。
下院の定数は現在２２２人。現政権は過半数ぎりぎりで運営しているもよう。 　 同総裁は９月22日に国王と謁見する予定だったが、国王が食中毒で入院したため、謁見が延期されていた経緯がある。