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*週末の読み物*専門家「首都圏CMCOの期間延長が必要」-2020/10/18
*週末の読み物*専門家「首都圏CMCOの期間延長が必要」-2020/10/18
2020.10.18
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首都圏における「条件付き活動制限令(CMCO)」が10月14日から導入されたが、専門家らの間では、今後の見通しが掴めず、期間の延長を促す声も出始めている。 伝染病学専門でマラヤ大学のアワン・ブルギバ副学長は「9月27日以前の感染者数は約400人に達し、そのうち60%はサバ州から戻ってきた人だった」と指摘。すでにウイルスは知らぬ間に広がっている可能性が大きく、「すでに遅い。馬が逃げ出した後に馬小屋のドアを閉めるようなものだ。濃厚接触者を全員追跡するのはもはや困難」との見方を示した。「直面している状況は以前とは少し異なる」とも述べ、「感染者数を減少させて行くにはCMCOの2週間は短すぎる」とし延長が必要との認識を示した。 セランゴール州について「SOPを守り続ければ、少なくとも4~6週間後に感染者数は減るだろう」との見解を示した一方で、サバ州の状況については「まだ森の中からは脱していない。向こう2週間が正念場」と指摘。ピークにはまだ達しておらず、2週間以内に感染者数が落ち着いて減少すれば、6~8週間以内に改善して行くだろうと述べ、CMCOの解除は先になる可能性を示唆した。 マレーシア医療協会のスブラマニアム・ムニアンディ会長は現在のCMCOの導入に賛同する一方で、「2週間以内に改善が見られなければCMCOの延長あるいは追加の制限措置が必要」とも述べた。政府には状況をみて措置を調整するよう求めた。 伝染学者でマレーシア・プトラ大学のマリナ・オスマン准教授は「今後数週間で感染者が3桁に達する地域も出てくる恐れがあるので、(現在の)第3波が新年に突入するかどうかも言うことができない」と述べた。サバ州については今後も新たなクラスター感染が増え、収束が見通せないとも指摘した。
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