ホームマレーシアニュース**週末の読み物**マレーシアにおける「非常事態宣言」-2020/10/25
**週末の読み物**マレーシアにおける「非常事態宣言」-2020/10/25

**週末の読み物**マレーシアにおける「非常事態宣言」-2020/10/25

2020.10.25 Uncategorized
マレーシア連邦憲法では安全保障や経済、治安に大きな脅威となっている場合は国王が非常事態を宣言できるとしている。   非常事態宣言が発令されると連邦政府の権限が拡大し、首相に権限が集中する。議会のチェック機能も働かなくなる。連邦政府の命令は連邦憲法や州政府の権限も超えることになる。過去の例ではいずれも政治的危機打開のためで、公衆衛生の案件で発令されたことはない。   マレー半島では、マラヤ連邦独立以前の植民地時代の1948年に共産党の武装闘争が始まったと同時に緊急事態宣言が発令された。マラヤ連邦は緊急事態宣言効力発効中の1957年に独立し、その3年後に解除された。   マレーシア連邦となってからは1964年に発令。インドネシア・スカルノ大統領による「マレーシア粉砕」運動で領土内の攻撃を受けたため。1964年にはサラワク州、1969年には人種暴動事件をきっかけに全国に発令。1977年のクランタン州でも発令されたのが最後となっている。
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