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出入国管理局職員34人 文書偽造などで逮捕-2020/11/24
出入国管理局職員34人 文書偽造などで逮捕-2020/11/24
2020.11.24
政治・社会
汚職取締局(MACC)はこのほど、全国の出入国管理局職員34人を外国人の不法滞在や不法入国の手助けのため文書を偽造していたとして逮捕した。また、21日にもさらに職員3人を逮捕し、うち1人はクアラルンプール国際空港(KLIA)の同局副局長だった。逮捕者はさらに増えるとみられる。
逮捕された容疑者のうち33人はKLIAやジョホール州同局事務所の職員。すでに80万リンギ以上の現金と高級車26台、高級二輪車4台が押収された。
また、MACCはすでに職員らへの贈賄容疑で民間人10人と外国人12人も逮捕している。
MACCの調べでは、外国人から旅券を回収し、すでに滞在期限が切れた査証を不正に延長させたり、正規に出入国したように見せかける文書偽造を行っていた。また、入国できない外国人リストに載っている外国人が空港で入国できるよう別途カウンターが設けられ、最高6000リンギを支払うことで入国できる便宜もおこなっていたことも判明した。 職員の身元を調べた結果、逮捕されたうちの一人は自動車窃盗で過去に逮捕された複数の前科歴があり、この男を中心に局内で不正が広がったもようだ。
MACCは11月16日に全国の出入国管理局を一斉に家宅捜査。その際に次々と不正が発覚したという。消息筋は「富裕層より贅沢三昧の生活をしていた」と驚きを隠さなかった。
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