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KL市役所は困惑 放置違反の自動車数千台

2018.10.01 政治・社会
クアラルンプール市役所(DBKL)は市内で放置違反で押収した自動車数千台を市所有の敷地内に保管している。しかし、ほとんどが引き取りがなく、市当局の頭痛の種になっている。
同市の執行局のナサルッディン副局長によると、DBKLが駐車違反でレッカー移動して押収する自動車は毎年1000台以上。2017年は1500台以上を押収した。しかし、そのうち保有者が引き取りに来るのは10%にも満たず、タマン・コノート地区にある同市の敷地には数千台の押収した自動車がずらりと並んでいる。
押収された場合、罰金150リンギ、レッカー費用100リンギ、道路税支払いが有効となっている車は1日あたりの保管料100リンギが科される。この罰金額や費用が高いために保有者の多くは引き取りに来ないのだという。押収された自動車にはメルセデス・ベンツやフォルクスワーゲンといった高級車がある一方、道路税の有効期限が過ぎ、捨てられた自動車もある。
押収されてから市当局が売却や廃車処分にするまでに1カ月の猶予期間があるが、台数が多いために遅々として処分も進んでいないようだ。
副局長は「廃車する場合は市役所に依頼することもできる」と述べ、道端に捨てないよう強く呼びかけた。
また、市内の駐車違反の取り締まりはジャラン・トゥアンク・アブドル・ラーマン、アンパン、ブキビンタン、ブリックフィールドで集中的に行っており、レッカー移動を即座に執行するため注意が必要だ。(Mtown)
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