アンワル氏 下院補選に出馬 BNは立候補を擁立せず
2018.10.13 政治・社会 与党の希望同盟(PH)を構成する人民正義党(PKR)の指導者アンワル・イブラヒム元副首相が、下院議員補選に9月29日に出馬した。ヌグリ・スンビラン州ポート・ディクソン選挙区からで同氏のほか、6人が立候補した。
立候補者のうち全マレーシア・イスラーム党(PAS)が擁立したモハマド・ナザリ氏以外は無所属。野党連合の国民戦線(BN)は「個人の政治的必要性のために選挙を行っている」として批判し、ボイコットを決定。ただ、BNの主要政党、統一マレー人国民組織(UMNO)は先にPASと選挙協力に入ったことからこの補選でもPASを応援している。
この補選はアンワル氏が国政復帰させるため、同選挙区選出議員が先に辞職したために行われる。UMNOのザヒド総裁は「選挙費用に360万リンギかかる」として補選実施そのものにも反対した。5月の総選挙で同選挙区では有権者約7万5000人のうち約60%が
PKR候補に投票していた。投票は10月13日で即日開票される。(Mtown)