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サラワク州 犬の飼育に許可制を統一へ 家屋1軒あたり3匹までに制限

2018.11.05 政治・社会
 サラワク州政府は犬の飼育への許可制を12月1日から導入する。州政府は議会に条例案を上程し、近く成立するとみられる。
 条例案では犬の飼育は家屋1棟あたり3匹までで、アパートなど集合住宅では小型犬1匹のみと限定される。犬の飼い主は当局に許可を得ることが義務付けられ、予防接種を受けた犬は一匹あたり30リンギ、受けていない犬は同90リンギの許可料の支払いも求められる。許可証の有効期限は3年間。許可を得ずに通りを歩いている犬は当局に「押収」されるが、飼い主が手続料50リンギを支払えば犬は「釈放」されるという。
 同州の26の地方自治体ではこれまで、犬の飼育の許可制を実施していたが、申請料や手続料などがまちまちなので、州政府が一つにまとめることにした。また、同州では昨年から狂犬病が発生し、すでに8人が死亡。当局が犬の飼育管理を行うことで狂犬病を収拾させたい意向もある。(『ボルネオ・ポスト』22日付)
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