マレーシア人のトップ死因は虚血性心疾患
2018.12.02 政治・社会 マレーシア統計局はこのほど、最新のマレーシア人死亡報告書を発表した。これによると、2017年の死因トップは虚血性心疾患で、全体の約14%を占めた。
虚血性心疾患は、冠動脈が狭まることで血流障害を起こす病気。2016年比で0・7%増で、全国70郡で死因トップを記録し、なかでもマラッカ州アローガジャ郡の死亡者のうち19・8%がこの病気で亡くなった。民族別でみると、インド人が19・5%と高かった。
また、死因2位は肺炎で、全体の12・7%。特に女性の死亡者のうち14・1%は肺炎が原因で死亡している。地区別ではクダ州コタ・スタール郡が最多で、死亡者数のうち21・9%の死因が肺炎だった。
続いて、脳血管疾患(7・1%)、交通事故(4・6%)、悪性腫瘍(2・3%)となった。
年齢別にみると、40歳以下の死因トップは交通事故で、41~59歳の世代では虚血性心疾患17・8%、60歳以上が肺炎だったこともわかった。(Mtown)