内国歳入庁　ナジブ氏の次男に破産通告-2021/05/19

ナジブ元首相の次男であるモハマド・ナジフディン氏（34）に内国歳入庁（LHDN）が破産通告を送付していたことがわかった。所得税3760万リンギが未納になっている。
同庁は4月30日に同氏に破産通告書を送付。しかし、同氏の弁護士がこれに対する異議申立書を5月6日に提出した。
同氏は2011年から2017年までの間の所得税を支払っていないとして同庁が告訴。昨年7月6日には高等裁判所が未納分の3760万リンギを支払うよう命じていた。
未払い分には年率5％の利息がつき、さらに諸経費も追加されることから同氏の未払い額は3870万リンギに達する。
同氏はナジブ元首相の離婚した先妻の次男で、2015年にはマレーシア・オリンピック協会副会長を務めた。
同庁は先にもナジブ元首相自身に破産通告書を送付している。