
全国のホテルの客室稼働率 30~40%にとどまる-2022/03/07
マレーシア・ホテル協会(MAH)のヤップ・リップセン最高経営責任者(CEO)はこのほど、全国のホテルの客室稼働率が30~40%にとどまっていることを明らかにした。
今年1月からの数字で、春節(中国正月)の期間中も平均40%、それ以外の日は平均30%代にとどまったという。ランカウィ島など有名な観光地の稼働率は高い数字を維持しているものの、国内の主要都市のホテルの稼働率はまだ低いと指摘した。
客室稼働率を上げるためには海外観光客がかかせない。MAHの調査によると、ホテル業界での売上のうち国内旅行者が55%で、残り45%が海外観光客。国内の旅行者だけでは客室単価が下がるために売り上げ増にはつながらないと指摘。「国境が再開されて海外から観光客が来ない限り、客室稼働率は50%を超えることはないだろう」と肩を落とした。