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電力テナガ、急増中の電力盗難対策に手を焼く-2022/03/07
電力テナガ、急増中の電力盗難対策に手を焼く-2022/03/07
2022.03.07
政治・社会
マレーシアでは、ビットコインをはじめとする暗号通貨マイニングのための電力盗難が急増している。国営電力テナガ・ナショナル(TNB)は、盗電抑制のための複数の手段を検討中だ。
TNBは、暗号通貨の違法マイニングに電力が使用されるケースが増加しており、その数は今後も増加すると予想。盗電に対抗するために、マイニング事業者向けの特別な料金体系を設定した。
暗号通貨のマイニングが流行っているのは、マイニングに成功すると一度にたくさんの暗号通貨を報酬として手に入れるチャンスが生まれる。個人的にマイニングを行う場合、膨大な計算を高速に行うための高性能なパソコンを24時間365日に渡り、稼働させ続けることが必要となる。しかしパソコンからの発熱量も大きく、空調設備による冷却が必要となり、そのために電力がかかるというわけだ。
マレーシアでは、暗号通貨のマイニングそのものは違法ではない。しかし、採掘者はメーターの設置を改ざんしたり、メーターを迂回して違法な接続をしたりして、盗電を行う。
TNBによると、違法なマイニング事業者が関与する盗電のケースは、2018年の610件から2021年には7,209件に急増したという。
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