【速報】4月1日に国境全面開放　エンデミックに移行へ-2020/03/08

イスマイル・サブリ首相は3月8日、4月1日に「エンデミック」に移行させると発表した。これと同時に国境を全面開放する。2020年3月18日に活動制限令（MCO）が導入されてからマレーシアは国境を封鎖しており、2年ぶりに海外観光客も来れることになる。
4月1日以降、マレーシア人は国外に自由に旅行することができるようになる。ただ、出国前には新型コロナ関連アプリ「MySejahtera」の出国フォームに記入する必要がある。また、出国2日前にはRT-PCR検査を受けて陰性証明書を取得し、帰国後は24時間以内にRTK抗原検査を受ける必要がある。帰国時はワクチン接種を2回受けている場合は隔離がなくなる。ワクチン接種を受けていない人は別途保健相から明日9日に説明があるとしている。
首相によると、外国人渡航者が必須だった出入国管理局の「MyTravelPass」の申請はなくなる。マレーシア人と同様の措置が取られる。ただ、タイやシンガポールといった国境を全面開放していない諸国とは「ワクチン・トラベル・レーン」（VTL）を利用して入国することになるとも説明した。
一方、「エンデミック」に入った場合、これまでに制限されていた営業時間などは撤廃される。レストランなども営業許可証で定められた時間に営業ができるほか、宗教施設でも人数制限や「フィジカル・ディスタンシング」も必要がなくなる。職場での人数制限も撤廃されるほか、ワクチン接種をしていない人でも州境を超えることも可能になる。 　ただ、施設内に入る際は「MySejahatera」の登録が必要のほか、引き続き3密の回避、マスクの着用といった一連の標準運用手順（SOP）は必須になるとも首相は説明した。
なお、日本からの入国可否については現在調査中。