シンガポールとの国境には長蛇の列=市民ら開放祝う-2022/04/01
2022.04.01 政治・社会コロナ禍の影響で、2年以上にわたって封鎖されていた外国との自由な往来が、4月1日午前0時をもって解禁となった。
シンガポールと接するジョホール・バルの国境では、マレーシアから出国したい人々が乗るバイクの列が2キロにも延びたという。一方、シンガポールからマレーシアに向かう国境でも同様な行列ができ、午前7時までの検問通過者は1万1,000人に達したという。
ただ、当面の検問通過人数は1日あたり5万人程度と予想されている。本来、1日当たりの国境通関施設がさばける人数とされる31万5,000人と比べると大きく下回ることになる。
マレーシア国内の空港にも続々と世界各地からの国際線フライトが到着している。クアラルンプール国際空港(KLIA)には、国境開放後の一番乗りとして、サウジアラビアのジェッダからのサウディア便が午前1時に到着。その後、ミャンマーのヤンゴンからのチャーター便がそれに続いたという。国境検査の列もスムーズに捌けており、コロナ検査が必要だった頃の所要2時間超に比べ、わずか10分ほどの列に並ぶだけで終了するなど、状況は大幅に変化している。