タワウのラジオ局　断食開け時間を4分早く告げる-2022/04/05

サバ州タワウのラジオ局が4月3日、夕方の断食開け向けのアザーン（礼拝の呼びかけ）を4分早く放送した事故があった。 　 このラジオ局の司会者であるモハマド・サフワン氏が4日に告白した。 　 毎日の断食開けは夕方のアザーンで開けることになっている。3日の初日の断食開けの時間は6時20分だったが、このラジオ局は6時16分と20分の2回にわたってアザーンを流してしまったという。同氏は「技術的なミスが発生して申し訳ない」と深く謝罪した。 　 タワウの住民の一部は6時16分の放送で食べてしまった人もいるという。 　 イスラム教徒は断食中に飲食など禁欲を破ると義務である断食が無効となる。このため、断食開けの時間は重要で、サバ州のモハマド・アリフィン特任相は「（今回の）断食が有効になるかどうかはイスラム指導者協議会に照会する必要がある」と述べた。