シンガポール人、補助金付きガソリンを給油する姿が問題に-2022/04/06

マレーシア政府は、ガソリンスタンド経営者に対し、外国登録車両に補助金付きガソリンを販売しないよう警告した。違反者は最大200万リンギの罰金を科される可能性があると発言した。
この問題は、シンガポールナンバーの車両が、マレーシア政府が国民向けに補助金を乗せることで安く給油できる「RON95」を給油している写真がソーシャルメディアで拡散され、話題となっている。マレーシアのガソリンスタンドでは、「RON95」は黄色いノズルから給油する。
アレクサンダー・ナンタ・リンギ国内貿易・消費者相は、「シンガポール国境付近の燃料会社とガソリンスタンド経営者の両方について、外国籍車へのRON95ガソリン販売禁止について繰り返し伝えてきた」と述べている。
この禁止令は2010年8月1日から実施されている。1961年物資統制法および1974年物資統制規則では、有罪の場合、個人には最高100万リンギットの罰金または3年の懲役、あるいはその両方が、法人や企業には最高200万リンギットの罰金が科せられる。
なお、シンガポールからマレーシアに出国する際、車の燃料は必ず4分の3以上入っていなければならないルールがあり、これに違反すると出国できない。