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マレーシア人16人を救出 カンボジアで強制労働-2022/04/11

マレーシア人16人を救出 カンボジアで強制労働-2022/04/11

2022.04.11 政治・社会
マレーシア国家警察は4月10日、カンボジアのシハヌークビル州で強制労働させられていたマレーシア人16人を救出したと発表した。「割のいい仕事」で渡航したものの、騙されたという。
救出されたのは19歳から43歳の男性15人と女性1人。被害者はフェイスブックで募集広告を見て応募。同国への渡航費用はカンボジアの会社が負担し、16人は渡航した。   しかし、現地の空港に到着すると旅券は取り上げられ、厳しいセキュリティーのもとで行動を制限されていた。16人は強制的にオンラインでの詐欺行為をさせられていたという。   エルディーン・フサイニ駐カンボジア・マレーシア大使は先に、50人以上のマレーシア人が同国で強制労働を受けているとして同国政府に訴え、取り締まりと解放を求めていた。1日あたり14時間以上働かされ、従わない場合は殴打されるなどの暴行もあると同大使は述べ、「人身売買だ」として強く非難していた。   被害者らは3月ごろに渡航。騙されたことを知った一部の被害者がすきを見て同国警察に通報して発覚した。警察はマレーシア国家警察などとも協力の上、内々に捜査を進め、救出に至った。一部は密入国して働かされていたともいう。   救出された16人は同国で詐欺罪には問われず、マレーシアに強制退去処分となった。
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