サバ州の華人学校 キャッシュレス化を導入-2022/04/14
サバ州の華人系のコタキナバル中等学校は4月11日、構内で完全キャッシュレス化となった。学費や教科書、文房具の支払いや食堂での食費はデビットカードでの支払いとなる。同州内の学校では初のキャッシュレス化となったとみられる。
この中等学校はコタキナバル華僑商工会議所(KKCCCI)傘下の学校で、ホンリョン銀行と共同でデビットカード・プログラムを同校で展開した。
キャッシュレス化にしたことで学校側は保護者と生徒の両方にメリットがあると強調。保護者は出費を日々管理できる一方、生徒は貯金や金銭管理をきちんとする習慣を身につけられるとしている。
同校はまた、デジタル化を推進するため、49の教室すべてに「デジタル・ホワイト・ボード」を設置した。教員に対しては使い方などの研修をすでに行ったという。
学校側はテクノロジーの向上で生徒の理解度が高まっており、教員の準備作業の負担も減ってきているとも説明した。