小学生ランドセルの軽量化措置、徐々に成果も-2022/04/18

小学生らが背負うランドセルの軽量化に向けた厳しい措置が、一部の小学校で少しずつだが成果が見えてきたという。これまでは10kgにもなるランドセルを背負わされてきた子供たちへの負担がより小さくなってきた格好だ。
クアラルンプールのある公立小学校では、積年の問題への解決に向け、時間割を再編成。児童たちが学校に持参する教科書を減らすよう指示してから約1カ月が経過した。ある父兄は「小学3年の娘のランドセルの重量が半分になった。成果が目に見えてわかる」と喜びの声をあげている。
この小学校では、PTAと共に「重いランドセル問題」に取り組むため、先月、モハマド・ラドジ・モハマド・ジディン教育相が打ち出した指針を実行したとしている。教師によっては、積極的に児童が余計なものを持ってきていないか、カバンの抜き打ち検査をしているという。ある女性教師は「どの教科書が必要で、何を残すべきか、常に子どもたちに注意を促すのは効果的」と話している。