ハリラヤ期間中の高速道路 目的地まで所要時間2倍か
2022.04.25 政治・社会高速道路運営のプラス・マレーシア者は4月24日、5月初旬の断食明け大祭(ハリラヤ)期間中に帰省などで1日あたり約200万台が利用するとの見通しを示した。過去2年はハリラヤ時の帰省は許可されなかったことから、今回は2019年比で25%増の台数になるとみられる。
同社は、相当の渋滞が見込まれるため「旅行時間勧告(TTA)」を発表。4月29日から5月2日の間は首都圏からペルリス州やクダ州、ペナン州、ペラ州、ジョホール州に向かう車は午前10時前には高速道路に入るよう求めた。首都圏から近距離の移動でも午後1時前までには高速道路に入るよう促した。
一方、上記5州から首都圏に戻る5月5日から5月9日の間はそれぞれ午前9時前には高速道路に入るよう促した。時間を分散させることで交通渋滞を緩和させたい考えだ。
同社はこの時間に従って高速道路に入らないと、目的地までは通常の2倍の時間がかかると警告している。特にマレー半島北部側から首都圏に帰る場合、午前9時以降に高速道路に乗ると約10時間の移動時間になるという。また、ジョホール州からも同様で7時間以上の所要時間になる可能性があるとしている。