アフリカ豚熱感染疑いの豚2000匹 行方不明に
2022.04.26 政治・社会ヌグリ・スンビラン州ポート・ディクソン郡のカンプン・バル・サイトA地区の19の無許可養豚場からアフリカ豚熱(ASF)に感染した疑いのある豚2000匹が行方不明になっている。同州の農務・産業活動委員会のバクリ・サウィール委員長(州の閣僚に相当)が4月25日に明らかにした。
同地区では4月13日に273匹の豚がアフリカ豚熱に感染していることが発見された。同州獣医サービス局が調べていく過程で、養豚場19カ所が無許可だった。豚はこれら養豚場で飼育されていたものらしいが、そこには約2000匹飼育されていたが、その後に忽然と姿を消したという。
同局では殺処分した証拠の提出を受けておらず、豚は売られた可能性が高いとみている。
このため、同局は豚が市場価格で安価で売られている場合は通報するよう求め、法的措置も取るとしている。
なお、アフリカ豚熱は人間には感染しない。