ヘロイン密輸のマレーシア人 シンガポールで死刑執行
2022.04.28 政治・社会シンガポールで4月27日午前、ヘロインを持ち込んだマレーシア人、ナガエンスラン・ダルマリンガン死刑囚(34)の死刑が執行された。家族が明らかにした。
同死刑囚は2009年に同国に42.72グラムのヘロインを持ち込み逮捕された。2010年に死刑判決を受けていた。2021年11月に死刑が執行される予定だったが、新型コロナウイルスに感染したため、取りやめとなった。
政府は4月27日に死刑執行を先に家族らに通達。死刑囚の家族らは「死刑囚は知的障害者であるため、再考を」と控訴裁判所に訴えていたが、26日に訴えが却下された。死刑囚は裁判所で「家族と手をつなぎたい」と裁判長に求め、これが認められて最後の別れとなった。
遺体は27日午後11時に出身のペラ州イポーに戻された。