トレンガヌ州で違法舞踊 調査を開始
2022.05.03 政治・社会トレンガヌ州のハナフィア・マット福祉・女性・家族開発・国民融合委員長(州の閣僚に相当)は5月2日、州内で違法の伝統舞踊「ジョゲット」が演じられたとして調査を開始したことを明らかにした。
伝統舞踊が行われたのは同州クママン郡の商業施設内。ソーシャル・メディア上で映像が出回ったことからわかった。舞踊は州政府の許可なく行われたことも重大視して商業施設の運営者に対して厳しい法的措置を下す方針。
映像のなかでは女性4人がスカーフを被らずに踊っていることも確認されたという。同州で女性はスカーフを着用することが義務付けられていることに違反していることも州政府の怒りを買ったもようだ。
この伝統舞踊はマレー半島がイスラム化する以前からあった舞踊とされており、アニミズムやヒンドゥー教、仏教の要素が含まれている。このため、同州やクランタン州では舞踊が禁じられている。