マレーシア人記者 ピューリッツァー賞を獲得
2022.05.11 政治・社会マレーシア出身で米国の『ロサンゼルス・タイムズ』に務めるジャーナリスト、マルクス・ヤムさんがピューリッツァー賞(写真部門)を受賞した。
2021年夏に撮影したアフガニスタンのカブールがタリバン軍に陥落した際の写真が受賞対象となった。
写真部門でピューリッツァー賞を受賞したのは同紙の記者でこれで6人目。
マレーシア出身のジャーナリストとしてピューリッツァーを受賞したのは初めて。
同紙は「米国がアフガニスタンから米軍を撤退させると発表したとき、ヤム氏はこれが良い結果にならないと考え、最初から最後まで現地で取材する必要があると考えた」と評価。危険を犯しながらも素晴らしい写真を撮影すると確信していた結果だとして称賛した。
また、「今回の受賞は写真に対するものだが、未知の世界を切り開く彼の能力からも同じくらい印象を受けた」とも付け加えた。
なお、日本人で同賞を受賞したのはこれまでで3人のみ。1968年に酒井淑夫氏が受賞して以来、日本人の受賞者は出ていない。