配車サービスの運賃高騰でタクシー客40%増加
2022.05.13 政治・社会GRABなどの配車サービスの運賃が高騰を続け、ラッシュアワー時にはタクシーの乗客が40%増えている。タクシー会社のコンバイン・タクシー・アクロス・マレーシアのカマルディン社長が述べた。
配車サービスは国から運賃規制を受けておらず、ラッシュアワー時には「需要が高い」との理由で通常時の2倍以上の金額になることがある。このため、利用したい人は配車サービスを諦めてメーター制のタクシーに乗る人が増えていると同社長は説明した。
同社長は「今後も配車サービスの運賃は高騰していくだろう」とも指摘。タクシーの台数が減れば、さらに運賃が高騰しないわけがないとも話した。
タクシーの運賃は政府により管理されている。メーターで計算されるため、実際の運賃は見積もることはできない。ただ、初乗りは3リンギで、115メートル毎に0.10リンギが課金されるのみで、配車サービスのように時間帯や混み具合、利用者状況などを考慮して自動で計算されることはない。
一方で、ペナン州消費者協会のモヒディーン会長は、配車サービスに対しても上限の運賃を設定すべきだと主張した。