新規LCCのマイエアライン、就航前からSNSで話題に
2022.05.18 政治・社会マレーシアではかねてからエアアジアが独占的に市場シェアを確保している格安航空マーケットだが、そのパイを奪おうとする、新しい「ウルトラローコストキャリア」が生まれようとしている。
新しい会社の名称は、マイエアライン(Myairline)という。Myはマレーシアのドメインなどに使われているMYをもじったものと予想される。同社はまだ就航していないにもかかわらず、同社のFacebookページのコメント欄には、この分野での新たな競争相手を歓迎する声が多く寄せられている。おそらく、人々は「競争激化により、地元の航空会社全般のサービスの質が高まる」という期待を持っているのだろう。
マイエアラインは、マレーシア航空委員会(MAVCOM)が2021年末に航空サービスライセンスを条件付きで承認した2つの新しい航空会社のうちの1つ。すでに同社のマーキングをまとった機体がクアラルンプール国際空港を出入りする様子が目撃されている。聞くところによるとこの機体はエアアジアタイが使っていたものという話もある。
同社は現在、航空会社を運営するための様々なポストを埋めるためスタッフの募集を行っている最中だ。ただ実際に就航する日程等についてははっきりしない。ウルトラローコストキャリアとは、欧州最大のLCCであるライアンエアが自身の会社のことをそういう枕詞で呼んでいる例がある。