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サバ州出身の女性 豪州の外相に就任

サバ州出身の女性 豪州の外相に就任

2022.05.24 政治・社会
5月21日にオーストラリアでの総選挙で野党・労働党が勝利して政権交代したことを受け、同党党首のアンソニー・アルバニージー氏が5月23日に首相に就任した。新首相は早速、組閣を行い、外相にサバ州出身のペニー・ウォン上院議員(54)を任命した。
新外相はサバ州コタキナバルに客家系の家族に生まれた。1992年にアデレード大学で法学と文学の学位を取得。永住権を取得した同氏は2001年に南オーストラリア州の選挙区に立候補して当選。以後、これまで議席を死守し、在職期間の長い上院議員としても知られる。
2007年に当時の第1次ラッド政権で気候変動担当相として初入閣。2010年にはギラード政権で財務相となったが、与党が下野してことから2013年には上院の野党代表となった。これは女性として初めてだった。
2019年には野党の影の内閣で外相に就任。今回の政権交代で外相となった。
また、今回の総選挙ではジョホール州ムアール出身のサム・リム氏(61)も西オーストラリア州タングニー選挙区で下院議員に当選した。
この選挙区で労働党が議席を獲得したのは40年ぶり。リム氏は2002年までマレーシアに警察官やイルカの調教師として働いていた。オーストラリアでも警察官となり、その後に永住権を取得。今回の総選挙では初出馬だったとみられる。
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