手足口病の感染さらに拡大 昨年の20倍に
2022.05.25 政治・社会保健省は5月24日、年初から21日まで全国の手足口病感染者数が4万7209人に達したと発表した。前年同期比で20倍の数字だという。
今月15~21日の週の感染者数は1万5548人。前週比で106.6%増となった。これは断食明け大祭(ハリラヤ)の期間中に国内の移動が多かったためと同省は説明している。
手足口病感染者のうちほとんどは軽症だが、脳炎を伴う合併症のために集中治療室(ICU)に入院している患者数は2人いることも同省は明らかにした。2人とも6歳以下の小児だという。
国内で最も多いのはスランゴール州で1万3640人。クアラルンプールとプトラジャヤでは6206人。サバ州でも感染者数は増えており、3352人を記録している。他の各州も2500人ほどの感染者数が出ている。