ズライダ大臣　統一党を離党し近く辞任か

ズライダ・カマルディン・プランテーション産業・商品相は5月26日、所属するプリブミ統一党を離党すると発表した。 マレーシア国民党（PBM）に入党するという。近くイスマイル・サブリ首相と話し、大臣を辞任する見通しだ。
同相は「PBMの基本理念の多民族との関与や女性、若者の権利の拡大、経済発展、教育の改善、科学技術の発展といったものに共感した」との入党理由を説明した。首相の政治信念については支持しており、辞任後も現政権を支えるとしている。
PMBはサラワク労働党を引き継いだ政党で、2021年10月に登記局に登録され、正式に活動を開始した。同相は設立当初から同党に関与しているとの噂も出ていたが、これを否定していた。
同相はマハティール政権時に当時の与党・人民正義党（PKR）から離党してムヒディン前首相の統一党に入党しており、国民から批判を招いていた。　
統一党のムヒディン党首は同日、同相に対して懲罰を科す考えを示した。党規定に違反したため。 また、首相に対しては同相の後任リストを近く提出するとしている。