鶏肉の消費を自粛して=消費者協会
2022.05.27 政治・社会鶏肉の品薄が発生していることに絡み、マレーシア消費者協会連盟(Fomca)は5月26日、鶏肉の消費を減らし、必要以上の買い占めをやめるよう求めた。
同連盟はロシアとウクライナの紛争により食糧サプライチェーンが大きな影響を受けているため、鶏肉の危機はマレーシアだけでなく、世界にも影響を与えていると指摘。食糧安全保障のためにも計画と政策も必要だと政府に注文もつけた。
一方、サンウェイ大学ビジネススクールの経済学部のヨー・キムレン教授は「通常は価格が高くなると需要が減少する」としているが、味覚や嗜好を変えることは難しく、鶏肉の価格に耐えきれなくなるまで国民は買い続けるだろうと指摘。
しばらく需要は減らないとの見通しを示した。そのうえで、鶏肉価格の下落にはも時間がかかるとしている。