日マ両首脳が会談、調印文書の交換式も
2022.05.28 政治・社会岸田文雄首相とイスマイル・サブリ首相は5月27日午後6時から約45分間会談を行った。
岸田首相は、今年が外交関係開設65周年及びルックイースト(東方政策)40周年の節目の年であるとしつつ、今般、特定技能、青年・スポーツ交流、航空機産業に関する協力覚書の署名や官民対話設置に向けた検討開始の合意がなされたことを歓迎する旨述べた。
岸田首相はさらに、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、「インド太平洋に関するASEANアウトルック」の優先分野も含め、協力を強化したい旨述べた。
これに対し、イスマイル・サブリ首相は、「節目となる年に訪日でき喜ばしい」と述べ、「マレーシアの発展にこれまでの日本からの支援が大きく貢献してきた」と感謝の意を示した。
二国間関係について、岸田首相から、「東方政策はマレーシアの発展と良好な二国間関係の基礎」と述べ、両首脳は、時代の要請を踏まえて東方政策の更なる発展を目指し協力していくことで一致した。さらに、筑波大学分校の早期設置についての前向きな発言が両首脳からなされつ。
首脳会談の後、3件の協力文書の交換式が双方の関係大臣の間で行われた。交換された文書は、特定技能制度に関する覚書、青年・スポーツ分野に関する覚書、航空機産業に関する覚書となっている。(写真提供:内閣広報室)