【新着】7月から非感染症疾患向けの健康診断を実施へ
2022.05.30 政治・社会カイリ・ジャマルディン保健相は5月27日、7月から非感染症を患う患者を特定するため、全国的な健康診断を開始すると発表した。
対象となるのは40歳以上で、これまでに健康診断を受けたことのない150万人。大腸がんの便潜血検査(FOCB)や乳がん検診などの健康診断を公共・民間クリニックで無料で実施する。
同相は「(パンデミックのあった)過去2年間に健康診断件数は減少して、治療や外科手術の遅延に目を受ける必要がある。そのうちの一つが健康診断だ」と指摘した。
2019年国民健康・疾病調査(NHMS)によると、マレーシアでは18歳以上の成人の5人に1人の390万人が糖尿病、10人に3人の640万人が高血圧、10人に4人の800万人が高コレステロールに悩まされている。
同相はまた、健康診断の予約などについては保健省が運営する「MySejahtera」アプリの利用拡大を検討していることも明らかにした。