手足口病感染者数が8万人超 前年同期の32倍
2022.06.08 政治・社会保健省のノール・ヒシャム衛生総監は6月7日、手足口病の感染者数が年初から6月4日までで8万2846人を記録したと発表した。
前年同期比で32倍増に達している。パンデミック以前の2019年の同時期では3万489人を数え、同比で1.7倍増となった。
5月29日から6月4日までの新規感染者数は1万6954人で、前週より9.3%減となったものの、さらに感染が拡大する恐れがあるとして同省は警戒している。
依然としてスランゴール州とクアラルンプール、プトラジャヤが感染者数の大半を占めている。
感染者数は6歳以下の子どもが90%を占めており、保育施設や幼稚園での感染が目立つ。これまでに3人が集中治療室(ICU)で治療を受けたと同衛生総監は説明した。
これまでの発生件数は1746件。クアラルンプールとプトラジャヤのみで562件に達している。
6月4日現在で全国の1346軒の保育施設が閉鎖措置を受けていることも明らかにされた。