政府 広告の宗教的要素の使用を制限へ
2022.06.09 政治・社会通信・マルチメディア委員会(MCMC)は近く、商品の広告や宣伝内容に宗教的要素の使用を防止する新たな倫理規定を発表する。マレーシア通信・マルチメディアコンテンツフォーラム(FKKMM)エグゼクティブディレクターのメディハ・マフムド氏が6月8日に明らかにした。
これは宗教的要素を用いて顧客を勧誘することを防ぐため起草されたという。すべての宗教に適用される。この規定には扇動的または挑発的な内容、性暴力行為の内容を防止することも盛り込まれる。
同氏は、聖典『コーラン』の祈りによって祝福され、病気を治すことができるとする製品や沐浴に適した美容製品などを例に取り、販売者が詳しく説明し、証拠を提供することを義務付けると説明した。
宗教指導者や著名人が製品のアンバサダーになることは禁止されないものの、宗教的な内容を用いて購入者を誤解させたり、だましたりすることも認められなくなるとも同氏は述べた。